台風被害1億3500万円 広尾町
【広尾】町議会定例会は6日午前10時に開会した。村瀬優町長は行政報告で、1日現在の台風7号、10号による被害が1億3500万円に上ることを報告した。
このうち、町関係施設は1億1475万円。河川増水による町道決壊で7453万円、東広尾川の堤防決壊で1302万円の被害があった。流木処理でも1000万円以上かかる見込みで、衛星関係では水道施設の取水口が土砂に埋没するなどで560万円の被害が確認された。民間施設では、倉庫やサイロ破損などで2038万円の被害があった。
町有林の倒木や水道施設、農業関係、流木による秋サケ定置網への被害など調査中のものもあり、被害額はさらに膨らむ見込み。村瀬町長は「速やかに復旧対応を図る」と述べた。
台風7号の復旧費用に関し2件の専決処分を承認。町道や堤防の復旧、流木処理などの費用として2016年度一般会計に1716万円を、水道施設の復旧費用として16年度簡易水道事業特別会計に156万円を追加した。15年度一般会計決算など11件は決算審査特別委員会に付託した。(伊藤亮太)