秋サケの定置網漁 水揚げ始まる 大樹
【大樹】台風の影響で開始が遅れていた秋サケ定置網漁が始まり、2日、町内の大樹漁港に水揚げされた。
秋サケ定置網漁は管内沿岸漁業の主力で、今年の解禁は岸に近い陸網が8月30日、岸から離れた沖網は1日だったが、台風による荒天や大量の流木もあり、開始を見送っていた。
管内23カ統のうち大樹漁協(神山久典組合長)では5カ統で操業。流木や波の状況を見て1日に一部の網を設置した。2日は午前5時ごろに再度、漁船が出港し、同7時半ごろに帰港、銀色に輝く魚体を次々と水揚げした。
漁業者らによると、海に漂う多数の流木を取り除いた上での水揚げ作業になる見通し。ある漁業者は「水揚げできて一安心だが、流木の影響は大きい」話していた。
(伊藤亮太)