十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

人材育成で初の合同研修 音更高校・帯大谷短大

班ごとに今後の方向性を話し合う教職員

 【音更】音更高校(藤井勝弘校長)と帯広大谷短期大学(田中厚一学長)による初の合同教育研修会が26日、音更高校で開かれた。両校の教職員ら41人が一堂に会し、入学者の多様な選抜の在り方や次世代の人材育成などを話し合った。

 両校は昨年5月29日に教育提携に関する協定を締結。協定書には、相互の教育活動の交流を通じた連携・協力、教育内容への理解を深めることによって双方の教育目標達成を促す内容が明記されており、今回は地域社会への貢献や十勝の将来を担う人材の養成を目的に、具体的な連携事業を話し合う場として企画した。

 研修会では渡辺仁町企画課長が第5期総合計画に関連した両校への支援、藤井校長が高大連携を軸とした授業、同短大の岡庭義行副学長が学科構成やキャリア支援などそれぞれの取り組みを報告。続いて教職員が少人数グループに分かれて、地元で活躍する人材育成に向けて高校と短大を合わせた「5年間での学び」を主題に議論を交わした。

 各班からは「高校と大学が情報を共有することで、スムーズな入学環境が整うのでは」「今はアルバイトに励む学生が多いのが実態。経済的な支援を考えるべき」「音更の文化や食などその地域に愛着を持てる授業の構築を」などの意見が出た。最後に田中学長が「この研修を機に互いに手を取り合って取り組みを進められれば」と締めくくった。今年度中にも2回目の研修会を開く見通し。(小縣大輝)

関連写真

  • 人材育成で初の合同研修 音更高校・帯大谷短大 2

    人材育成で初の合同研修 音更高校・帯大谷短大 2

  • 今後の人材育成に向けた方策などを発表し合った研修会

    今後の人材育成に向けた方策などを発表し合った研修会

更新情報

旧国鉄士幌線の廃線印を販売 上士幌ぬかびら源泉郷で

紙面イメージ

紙面イメージ

11.22(金)の紙面

ダウンロード一括(99MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME