池田に野球チーム誕生 「ワインスターズ」
【池田】職場や地域、年齢を超えた「オール池田」としては初の社会人野球チーム「池田ワインスターズ」が結成された。帯広での朝野球大会などに積極的に参加していく考えで、メンバー21人は野球を通した町の活性化を目指して張り切っている。
町内では現在、大会前に職場でチームをつくることはあるが、定期的に活動している社会人チームはないという。過去に町内で開かれていた朝野球大会も現在は行われていない。
こうした中で、かつて「高島TOP」などのチームで全国大会へ出場するなど活躍した森勝さん(45)=JA十勝高島勤務=、帯南商高時代に北北海道大会決勝まで進んだ内山恭之さん(35)=町役場勤務=らが呼び掛け人となり、チーム結成の準備を進めてきた。
メンバーは役場、JA、消防の職員ら町内に在住か勤務する19~47歳の21人。帯広などのチームに所属して全国大会への出場経験を持つ4人がいる一方で、野球は中学校卒業以来という人もおり、経歴もさまざまだ。5月に開幕する丸山杯兼支部長杯大会を皮切りに、文部大臣杯、連盟旗といった帯広の朝野球大会をはじめ、高松宮賜杯や東日本2部の支部予選への出場を予定している。
9日に町内の飲食店「とりせい」で結成総会を開催。内山さんは「少年団や中学・高校で野球をしている子どもたちが、大人になってからも地元でプレーできるように続けていきたい」とあいさつ。監督に就任した森さんは「勝負にこだわりながらも、負けても楽しかったと言えるようなチームにしたい。池田を象徴するワインをチーム名にし、地域への貢献も考えている」と意欲を示した。
チームでは、選手や女性マネジャーなど野球好きの仲間を募っている。問い合わせは内山さん(090・9756・4021)へ。(末次一郎)