「3屋台村まつり」でにぎわう 北の屋台
旬の特産食材を交換し、それぞれの地元で楽しむ「3屋台村まつり」が12日、帯広市内の北の屋台(西1南10、20店)で始まり、旬の味覚を求める来店者でにぎわった。14日まで。
屋台を運営する北の起業広場協同組合によると、食材を通じて、帯広、小樽、苫小牧の屋台村同士が連携する企画は全国初。北の屋台は、小樽のシャコと苫小牧の黒ホッキ貝を仕入れ、それぞれ20、26種類のメニューとして提供した。帯広からは長イモ、ユリ根、ジャガイモなどの農産物を各屋台に提供している。
北の屋台の各店では、刺身や寿司などシンプルに食材を楽しむ料理をはじめ、かき揚げやアヒージョ、チリソースがけなど、和洋中さまざまにアレンジした創作メニューも並んだ。
「ふるさとキッチン」で刺身を楽しんだ市内の会社員、八坂浩一郎さん(55)は「ホッキは食感が良い。シャコは味が濃厚でおいしい」と笑顔で話した。
同組合の松下博典事務局長は「素材の味は漁協のお墨付き。日替わりで店を巡ってほしい」と話した。
13日からは、十勝の地酒で大吟醸酒「十勝晴れ」の提供も各店で始まる。1グラス1000円前後。(安倍諒)
◆3屋台村まつりについて
・3屋台村まつり-公式ホームページ