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乳牛改良の成果競う 全日本ホルスタイン共進会の審査開始

全国の生産者が精魂込めて育てた牛が並んだ全共(24日午前10時ごろ、安平町道ホルスタイン共進会場で)

 【胆振管内安平町】乳牛改良の成果を競う第14回全日本ホルスタイン共進会(全共)の審査が24日、安平町の道ホルスタイン共進会場で始まった。全国の予選を勝ち抜いた約380頭が出場し、生産者が丹精を込めて育てた美しい乳牛が並んだ。十勝勢は全道68頭中4割を占める26頭が出場し、初日から好成績を挙げた。

 同共進会は日本ホルスタイン登録協会(東京)の主催。5年に1度開かれる酪農界の一大イベントで、北海道での開催は初めて。第13回として2010年に行われる予定だったが、宮崎県の口蹄(こうてい)疫で延期、翌年は東日本大震災で中止となったため、05年以来10年ぶりの開催となった。

 日程は23~26日で、23日に開会式が行われ、審査は24、25の両日。月齢ごとにホルスタイン種14部門、ジャージー種4部門の計18部門に分かれ、乳器や体格、肢蹄(してい)など乳牛としての資質や美しさを審査する。審査委員長は家畜改良センター(福島県)の佐藤英明理事長が務める。

 24日は午前にホルスタイン種未経産(1~5部)、午後から同経産2~3歳(6~11部)の審査が行われた。十勝勢は1部(未経産12カ月以上14カ月未満)で1~3位を佐藤孝一さん(広尾)、編田牧場(陸別)、田中牧場(清水)が独占するなど、審査初日から活躍している。

 25日はジャージー種、経産4歳以上が審査され、全体の最高位賞が決まる。

 会場には飲食や酪農関係団体・企業の展示ブースも設けられ、多くの人が訪れている。主催者によると期間中約2万4000人が来場の見込み。(眞尾敦)

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  • 全国の生産者が精魂込めて育てた牛が並んだ全共(24日午前10時ごろ、安平町道ホルスタイン共進会場で)

    全国の生産者が精魂込めて育てた牛が並んだ全共(24日午前10時ごろ、安平町道ホルスタイン共進会場で)

  • 1部で1位に輝いた佐藤さんの牛(手前)

    1部で1位に輝いた佐藤さんの牛(手前)

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