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経済効果1億6600万円 大樹宇宙関連事業

2014年8月に行われたJAXAの大気球実験

 【大樹】町は2014年度の航空宇宙に関する事業概要をまとめた。町多目的航空公園の施設利用日数は前年比19日減の283日で、人数は同162人減の212日。町内への経済効果は同1600万円(10.6%)増の1億6600万円となった。人数は減ったものの、同公園内で昨年5月に「町宇宙交流センターSORA(そら)」がオープンし、公園の視察や来場者が増えたことが影響した。

 昨年度、実験などでの同公園の利用は19件だった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学、民間企業などが利用し、前年度に比べ10回の減と大きく減った。これに伴い、施設の利用人数が減少した。

 ただ、これまでの実験の様子、内容、機器などを紹介している「SORA」がオープンしたことにより、同公園の来場者は大きく増加。従来少なかった個人や家族での見学が増加し、10月末までの開館にもかかわらず、これまでの約4倍に当たる2500人が来場した。

 SORA、晩成温泉、道の駅・コスモール大樹の3施設でスタンプを押すとオリジナル缶バッジが手に入るスタンプラリーも約650人が参加。経済効果を高める要因となった。

 町は「航空宇宙関連事業の効果が地域に波及するよう取り組みたい。また、スペースポート構想の実現に向けたPRにも努めたい」としている。(伊藤亮太)


◆航空宇宙について
事業概要等-大樹町ホームページ

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