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町内産ギョウジャニンニクでみそと塩開発 陸別町振興公社

陸別町産のギョウジャニンニクを使った新商品「キトピロのみそ」と「キトピロの塩」

 【陸別】町振興公社(金子信行社長)は町内で採れたギョウジャニンニクを使ったみそと塩を開発した。9月1日から、道の駅オーロラタウン93りくべつ内の町観光物産館や商業活性化施設「コミュニティプラザ☆ぷらっと」内の「まちカフェ森斗(morito=もりと)」で販売する。

 商品名はアイヌ語でギョウジャニンニクの意味の「キトピロ」を使用。原材料は町山菜加工企業組合から調達、町農畜産物加工研修センターで製造した。

 「キトピロのみそ」はギョウジャニンニクに道内産の無添加みそ、十勝産てんさい糖、フィリピン・ネグロス島産マスコバド糖を使用。マスコバド糖は開発途上国の産品を生産者から適正価格で購入し、先進国市場で販売するフェアトレード(公平貿易)の黒糖商品。

 ギョウジャニンニクの風味とみその甘みのバランスが良く、みそあえやいためもの、おにぎりなどに使える。瓶詰め120グラム、594円。

 「キトピロの塩」は乾燥ギョウジャニンニクとオホーツクの焼き塩を使用。ガーリックソルトのような味わいで、パスタやチャーハン、ステーキや野菜いためなどに適する。同じく瓶詰め34グラム、594円。

 町特産品開発アドバイザーの鈴木文人(あやと)さん(52)=北見市在住=が発案、レシピを作った。和食料理人の経歴を持つ鈴木さんは「ハーブ系のギョウジャニンニクの可能性に挑戦してみたかった。和洋中のさまざまな料理の調味料として幅広く活用できるのでは」と話す。

 パッケージの題字は町小利別でカフェ「tomono」を経営する書家の坂井友子さんが書いた。

 各500個製造する。同公社では町内で捕獲したシカ肉加工製品を数多く開発し商品化しているが、山菜系の商品は初めて。(鈴木裕之)

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