町制50周年記念でアーティスト招へい 豊頃
【豊頃】町制施行50周年記念事業の一環で、国内外のアーティストを招き町内で制作に取り組んでもらう「とよころアーティストインレジデンス(AIR)」が22日、町内で始まった。この日は町える夢館で歓迎会が開かれ、アーティストたちは町民と交流。今後、制作した作品を展示する他、町民が参加するワークショップも行う予定。
「とよころAIR」実行委(千葉千栄美委員長)の主催。町が協賛し、「T-AIR(とかちアーティストインレジデンス)」(曽根一代表)が協力する。
今回の取り組みで招待されたアーティストは、ドイツ出身のイナ・ニレンバーグさんと、十勝在住の加藤かおりさんの2人。ニレンバーグさんは、ドイツや香港、インドネシアなどでアートのワークショップを開催するなどして活動。加藤さんも海外のギャラリーに作品を出品するなど国際的に活躍している。
歓迎会では千葉委員長が「アート作品を通じて交流が生まれることを期待したい」とあいさつ。来賓の宮口孝町長も「町民が芸術文化に触れる良い機会でうれしく思う」と歓迎。ニレンバーグさんは「子供たちとのワークショップを楽しみたい」、加藤さんは「皆さんに作品を楽しんでもらえれば」と抱負を語った。
会場には地元の特産品などを使った料理が用意され、帯広南商業高校書道部のパフォーマンスや豊頃太鼓なども披露された。アーティスト2人は来場した町民と交流を深めていた。
とよころAIRは今後、子供向けアートワークショップを開催する他、6月6日からは町える夢館で2人の作品を展示する予定。また、6月7日にはアート・カフェを同館で開催予定。問い合わせは実行委事務局(090・7646・5987)へ。(井上朋一)