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花苗求めて列 卸売市場で「春の園芸市」

お目当ての花の苗を買い求める親子連れ(16日午前9時半ごろ、金野和彦撮影)

 帯広地方卸売市場(帯広市西21北1)で16日午前9時から、「春の園芸市」が開かれた。花苗、野菜苗が格安で販売され、大勢の園芸愛好家らが目当ての商品を求めて列を作った。

 今年で10回目。パンジー、マリーゴールドなど30種の花苗4500株が1株80円(パンジーだけ60円)、キュウリ、トマトなど約20種の野菜苗・接ぎ木4000株が各140円が販売された。

 市場は園芸市のオープンとともににぎわいを見せ、苗は飛ぶように売れていった。自宅の庭用にダリアやペチュニアなどの苗20株を購入した帯広市の大宮哲夫さん(70)は「(園芸市を)毎年来ていて楽しみにしている。帰ったら早速、庭に植えたい」と話し、トマトの苗を購入した音更町の久保定章さん(69)、千鶴子さん(69)夫妻は「毎年、家庭菜園で育てたトマトでジュースを作っている。今年も(収穫できる)夏が楽しみ」と笑顔だった。

 同市場花き課の磯西直浩課長は「今年は天候も良く、園芸シーズン・商品は早めの動きになっている」と話していた。(大谷健人)

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