海外14カ国から42人が参加 スノートラベルエキスポ始まる
【新得】海外に向けて道内の冬季観光をPRする「北海道スノートラベルエキスポ2015・イン・サホロ」が3日、新得町のサホロリゾートで開幕した。同種イベントではアジア最大規模とされ、5日までの期間中、海外14カ国の旅行会社やメディア関係者42人が、スキー・スノーボード体験や商談会、十勝観光を繰り広げる。
道運輸局、道スキープロモーション協議会、道、道観光振興機構、新得町で構成する実行委員会(会長・浜田正利新得町長)の主催。道内のパウダースノーやスキー場などのスノーリゾートを海外に発信し、観光客の誘致を目指す。
2012年の富良野を皮切りに、13年にルスツ、14年にニセコで開催されている。道内スキーリゾート、宿泊施設、観光施設、観光協会などとの商談を通じた海外からの来道者は年々増え、ニセコ開催での成果は4551人、約6億7000万円とされている。
今回は初参加のフィリピンを始め、中国、ロシア、アメリカ、スイスなどから旅行会社31社33人、メディア7社9人が来町した。
初日の午前中は「チームビルディング」として、海外及び道内からの参加者同士の交流を図る雪上ゲームが行われた。8チームに分かれてボールゲームを繰り広げ、参加者たちは歓声を上げて楽しんでいた。
ロシア・ウラジオストクの旅行会社から参加したマイク・ウマロフさん(30)は「スノーエキスポは初めての参加。旅行ツアーを企画する上で、何をピックアップすれば良いかを現地で確認できることは大事。サホロではリゾートの運営や安全性を確認できた」と話した。
午後はスキー・スノーボードレッスン体験、開会式、ウエルカムパーティーが行われた。(大野篤志)
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