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穴開けきれいに手作りドリル 開発者は誰? まちマイ芽室編

穴開けに欠かせないドリルを持つ実行委の谷口尚広さん。回転する円形部分にはチェーンソーの刃が付いている

 毎年1月中旬から2月上旬にかけて、大量のアイスキャンドル製作に汗を流す氷灯夜実行委員会(川合拓男実行委員長)のメンバーたち。1日約1000個の氷の器を作る必要がある中で、作業を効率化する工夫を生み出してきた。ろうそくを入れる穴を削るドリルもその一つだ。

 ドリルは電動ドライバーの先端に鉄製の加工部品を取り付けたもので、らせん状に穴を開けていく部分と、チェーンソーの刃4枚を付けて回転しながら周囲を削っていく。わずか数秒で直径約5センチの穴が開けられる。

 ドリルには溶接した跡があり、手作りしたものだという。誰が考えて開発したのか-。

 氷灯夜初期から運営に関わっている鈴木健充さん(60)は「初めからあったと思うが、誰が考えて作ったかはわからない」と話す。多くの実行委員に聞くもその経緯は不明だ。

 チェーンソーの刃は現在は生産されていない大型の刃を使用しているといい、川合実行委員長は「予備も限られている。長く大切に使っていきたい」と話す。今年は住民参加を含めキャンドル1万個が目標。実行委分だけで6700個用意した。


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