威勢良く初競り 帯広地方卸売市場
養殖マグロなどが並び、威勢のいい掛け声が響いた初競り（５日午前７時２０分ごろ、塩原真撮影）
帯広地方卸売市場（帯広市西２１北１、山室俊晴社長）で５日朝、初競りが行われた。１年の活況を願い、競り場には威勢のいい掛け声が響いた。
競りに先立って午前７時から行われた新年交礼会で、山室社長は「十勝の中核的卸売市場として産地との連携を深め、社会構造やライフスタイルの変化に対応し、期待に添えるよう魅力ある市場づくりに努めたい」とあいさつ。同市場買受人組合の黒川義雄組合長が祝辞を述べ、佐藤裕会長の発声で三本締めした。
初競りでは、マグロや野付産の貝ホタテ、和歌山産ミカンなどが並び、買い受け人たちが次々と競り落とした。目玉の長崎産養殖本マグロ（１０６キロ）は４６万６４００円で競り落とされた。この日の取扱量は水産物と青果物を合わせて約３２０トン。売り上げは前年並みの約２億１００万円だった。（澤村真理子）
