道東地区障がい者スポーツ指導者協議会設立
【浦幌】十勝、釧路、根室の3管内で活動する障害者スポーツ指導者と選手、保護者、サポーターが集結する「道東地区障がい者スポーツ指導者協議会」の設立総会が14日、浦幌町コスミックホールで開かれた。各地区の指導者・選手ら約40人が集まり、道東全域での障害者スポーツの普及を「全員参加で着実に進める」ことを決めた。
3管内の連携組織は初の試み。総会では十勝障がい者水泳懇話会の真田正樹代表(帯広水泳協会理事長)が発起人代表としてあいさつ、「障害を持つ子供の水泳指導を取り組み、スポーツで元気になる姿を目の当たりにしてきた。これを広めるために3管内で力を合わせる組織を」と述べた。議事では来年度に初級障がい者スポーツ指導員講習会を帯広で開催するための準備を進め、情報発信のためのホームページ開設などを決めた。
役員人事では真田氏を会長に選び、顧問には久門好行浦幌町教育長、金澤耿帯広市文化スポーツ振興財団理事長が就任した。
総会に続いて交流会が開かれ、十勝の障害者アスリートが競技を紹介。磯崎光瑠選手(幕別町)が電動車いすスラローム、千葉絵里菜選手(帯広市、札幌学院大)が電動車いすサッカーを実演して拍手を浴びた。同協議会の連絡先は、福祉車両・用具改造ショップのイフ(0155・38・8380、内藤さん)へ。(横田光俊)
◆主な役員の名簿
▽顧問=久門好行(浦幌町教育長)金澤耿(帯広市文化スポーツ振興財団理事長)
▽会長=真田正樹(十勝地区障がい者水泳懇話会代表)
▽副会長=高瀬勝洋(釧路市、アイススレッジホッケー「北海道ベアーズ」コーチ)
▽会計=内藤憲孝(イフ代表取締役)
▽会計監査=阿部礼子(浦幌町、車いすマラソン・チェアカーリング選手)