６０台秋の十勝野激走 ラリー北海道林道競技スタート
陸別サーキットのＳＳ３でコースを駆け抜けるヤン・コペッキー選手のシュコダファビアＳ２０００（２７日午前９時２５分ごろ、金野和彦撮影）
国内唯一の国際ラリー「ラリー北海道２０１４」＝ＡＰＲＣ（アジア・パシフィックラリー選手権）第５戦・全日本ラリー選手権第７戦＝の林道ステージでの競技が２７日午前に始まった。十勝管内の５市町（帯広、陸別、足寄、本別、音更）を舞台に今年で１３年目となる大会には、国内外から６０台が出走し、秋の十勝野を激走している。大会は２８日まで。
２６日午後は北愛国交流広場で開会式・セレモニアルスタートが行われ、同広場横の札内川河川敷コースでＳＳ（スペシャルステージ）１が実施された。２７日は早朝から足寄、陸別の林道などで計１０本のＳＳが行われている。
陸別サーキットで同日午前９時２６分にスタートしたＳＳ３では、色付き始めた林の中を疾走するラリーカーに大勢のファンから歓声が送られた。東京から家族４人で訪れた鬼頭征聖君（９）は、人工の水たまり「ウォータースプラッシュポイント」の真横に陣取り、水しぶきを上げて走り抜けるラリーカーに興奮した様子。「ラリーのドリフトするところが好き。僕も（ラリーカーの）インプレッサやランサーを運転してみたい」と話していた。
（丹羽恭太）
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