「十勝めむろうし」ロゴ完成 ＪＡめむろがＰＲに本腰
新ブランド「十勝めむろうし」のロゴマークを手にする辻組合長（右）ら
【芽室】ＪＡめむろ（辻勇組合長）は、芽室産牛肉のブランド「十勝めむろうし」を立ち上げ、全国に向けた販売促進活動に本腰を入れる。ロゴマークを制作したほか、全国から牛肉料理が集まるイベント「牛肉サミット２０１４」（８月２３、２４日・滋賀県）に同牛肉を使ったチーズ串カツを出品する。同ＪＡは「めむろごぼう」「めむろメークイン」に続く３番目の地域団体商標への登録を目指し、販路拡大の取り組みを進める。
十勝めむろうしは「安心と安全」をコンセプトに、抗生物質無添加、ＮＯＮ－ＧＭＯ（非遺伝子組み換え作物）の飼料で育てた牛肉。同様の規格の牛肉は既に「未来めむろうし」として、２軒の農家が独自に販売を進めている。
ＪＡめむろは、生産している農畜産物に「十勝めむろ」のブランドを冠し、ＰＲを進めてきた。その中でゴボウとメークインがそれぞれブランド化され、商標登録が認められている。今回、同ブランドを構成する１つとして十勝めむろうしを位置付け、個別農家による販路活動から同ＪＡ全体でのＰＲに強化する。新ブランドのロゴマークは、牛の顔に芽室を表す「め」をデザインした。
ＰＲ第１弾として牛肉サミットに参加し、ホルスタイン種の牛肉を使った「北海道十勝めむろうしチーズ串カツ」を出品する。間に挟むチーズや、衣に使う小麦粉や卵なども十勝産を使用。山わさび入りのソースをつけて食べる。牛肉サミットには地元滋賀の近江牛など全国のブランド牛肉２５品が出展予定で、辻組合長は「全国に十勝めむろうしのおいしさをＰＲできる良い機会」としている。
チーズ串カツの披露を兼ね、先着約６００人の無料試食会が２６日午前９時半から農産物直売所「愛菜屋」（町東めむろ３条南１）で行われる。（深津慶太）
◆めむろうしについて
・JAめむろ－公式ホームページ
・十勝産牛肉の勝機～ホル雄・交雑種の現状（５）「未来めむろうし」－十勝毎日新聞電子版（2012/07/17）
・ＥＰＡをぶっとばせ～十勝産牛 消費拡大作戦（４）「未来めむろうし」－十勝毎日新聞電子版（2014/05/07）
