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ファーム工房向日葵 鎌田則子さん  まちマイ中札内編

素材本来の力を生かした農産物加工品作りをするファーム工房向日葵の鎌田則子さん

添加物を使わない、素材本来の力生かす
 「素材本来が持つ力を生かしたい」。村内で農業を営む鎌田則子さん(52)は、ファーム工房向日葵代表として、科学肥料を使わず有機栽培で力強く育った野菜を使って、みそや漬け物などを製造・販売している。鎌田さんこだわりの商品は評判を呼び、管内外でファンを増やし続けている。

 ファン広げる有機栽培
 1961年中札内村生まれ。幼少時代から身体が丈夫でなく「母親は保存料など添加物を使わないものを食べさせてくれていた。おかげで自然と元気になっていった」という記憶が鮮明に残っている。帯南商高を卒業後、村役場で2年半働き農家へ嫁いだ。

 05年には「道の駅なかさつない」リニューアルを機に、自宅敷地内に農産物加工場を開設。母親の影響を受けた添加物を使用しない食べ物作りを、広く消費者へ届けている。

 冬の間に仕込む手作りみそは、自宅畑で収穫した無農薬大豆を主とし、麹(こうじ)用に大樹町JAS認定農家の無農薬小麦と滝川町の低農薬米などを使っている。「今までみそ汁嫌いだった子供たちが食べるようになり、毎日作るようになった」。消費者と直接会話できることが何よりうれしいという。

 みそは850グラム750円、トマトソーズ150グラム300円、バジルソース60グラム350円など。問い合わせは(0155・68・3311)へ。(小寺泰介)


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