30年ぶりにタイムカプセル開封 更別・旧更南小
【更別】1984年3月に閉校した旧更南小学校で20日、「閉校30年後母校を偲ぶ17人の会」が閉校時に埋設したタイムカプセルを開封した。
卒業生や当時の在校生、教諭、地域住民など31人が参加。記念碑の中にコンクリートでふたをして保存していたため、業者によって掘り起こされた。
タイムカプセルの中には、作文文集やビデオテープやカセットテープなどが入っており、集まった人たちは当時を振り返ることができた。校舎の中や周りで当時を思い出し、思い出話が尽きることはなかった。
当時教頭だった工藤伸さん(83)は「30年経ってみんな立派な社会人になった。更南は仲の良い地域で、学校との結びつきが素晴らしかった」と感無量の様子。同会代表の岡出宏之さん(42)は「みんな集まってくれてうれしい。先生たちとは会う機会もなく、今回再会できたことが良かった。地域のみんなは数年前から開けるのを楽しみにしていた。今後もこのように集まる機会をつくっていきたい」と話していた。(前川喜隆通信員)