ホコテンで1000人ピザ 帯畜大でデモンストレーション
十勝産小麦の普及や販路拡大を図る「十勝小麦キャンプ」の実行委員会は13日、「帯広まちなか歩行者天国(ホコテン)」の会場で、十勝産食材を使用したピザ1000枚を石窯で焼いて一般客に振る舞うイベントを行う。3日は帯広畜産大学構内でデモンストレーションが行われた。
十勝産小麦の品質の高さや魅力を広く伝えることが狙い。当日は満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)特製のトラックに積載した石窯を使用。午前11時から午後4時までを1時間ごとに区分けし、各時間先着200人にピザを提供する。来場者は直径12センチの生地にソーセージやトウモロコシ、チーズなどを自由にトッピングし、「ミニピザ」を作る。材料は全て十勝産。1枚50円の参加費が必要。
イベントには帯広畜産大学の農業サークル「あぐりとかち」(加藤里佳代表・3年)のメンバーも参加者の整理や材料の補充など運営に協力する。3日には本番を想定したデモンストレーションが同大学構内で行われ、100人の学生が香ばしいピザに舌鼓を打った。
正午のスタートと同時に多くの学生が石窯を囲むように長い列をつくり、満寿屋商店の小森憲一さんが学生の作ったピザを次々と約400度の石窯に投入。一度に20枚のピザが焼き上がり、約22分と想定通りの時間で100枚を焼き上げた。
ピザを食べた同大1年の田代真衣子さん(18)は「サクッとしてモチッとしてジューシー」と笑顔。あぐりとかちの加藤代表は「『おいしさ』だけではなく、安心・安心な十勝産小麦の魅力をたくさんの人に伝えたい」と本番への意欲を語った。(高津祐也)
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