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十勝の女性農業者、「農と暮らしの委員会」旗揚げ

新たに発足した若手女性農業者による「農と暮らしの委員会」。前列左から2人目が堀田委員長、同左端が小田島副委員長、左から3人目が坂井事務局長

 十勝で農業に関わる若手女性による「農と暮らしの委員会」(堀田悠希委員長、13人)が発足した。女性農業者、農業生産法人の従業員、農家と結婚した女性、農業を学びたい女性など、それぞれの立場の女性が情報交換し、農業の中での自分の役割を見つけられるネットワークを目指す。

 農業者の夫人(配偶者)の集まりなどはあるが、JA青年部に女性がほとんどおらず、農業に主体的に関わる若手女性農業者を中心とした団体が少なかったことから、結成を企画した。

 会員13人中、農業生産法人の従業員が半分程度で、女性農業後継者なども含む。20代が中心で、「若手」としているが特に年齢制限は設けていない。今年度の具体的な活動では交流会、農場視察、勉強会を開催していく。

 7日、帯広市内の飲食店で開かれた決起集会で士幌町の畑作農家の堀田さん(26)が委員長、芽室町の酪農の小田島亜弥さん(24)が副委員長、事務局を置く十勝農業改良普及センター北部支所(士幌町)の坂井由香里さん(24)が事務局長に就いた。

 堀田さんは「女性が農業を通じて輝くことで、より素晴らしい十勝農業にしたい。女性ならではの繊細さや感性を大事にしながら、それぞれの立場で農業と向き合っていければ」と話した。(眞尾敦)

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