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おびひろ動物園にぶどうの木のクッキー登場

動物園で販売を始めたクッキーを手にするぶどうの木の利用者

 おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)の売店に、同動物園のオリジナルクッキーが登場した。NPO法人十勝障害者サポートネット(小栗静雄理事長)が運営する「クッキーハウスぶどうの木」(帯広市東3南6)が製造を担う。同店では「福祉のお店に声を掛けてもらってうれしい。動物園に親しんでもらう手助けになれば」(スタッフの佐藤光恵さん)と張り切っている。

 「おびひろ動物園のオリジナルグッズが少ない」という声を受け、動物園の委託で売店を運営する1人親家庭の会の「帯広市つくし会」(池山廣美会長)が、同店にオリジナルクッキーの製造を依頼した。

 ぶどうの木は1993年に帯広市東2南13にオープン。2011年12月に現在地に移転し、精神障害や知的障害のある約20人の利用者とスタッフ5人がクッキーを製造・販売している。利用者の池田千恵さん(34)は「みんなで力を合わせて作っているので、(動物園での販売は)うれしく思います」と笑顔で話す。

 オリジナルクッキーはゾウやウサギ、クマ、ヒヨコを型抜きしたものや、「おびひろどうぶつえん」と書かれたものなどが詰め合わさっており、お土産にもぴったり。6袋入り(300円)と10袋を詰め合わせた箱入り(380円)の2種類がある。パッケージや箱には「帯広ZOO」のシールが貼られている。

 4月26日の夏季開園と同時に販売を始めた。同動物園は「来園者からは『かわいい』と好評で売れ行きもいい」と喜んでいる。問い合わせは同動物園(0155・24・2437)へ。
(澤村真理子)

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