ばん馬の子馬の額にハート 足寄
【足寄】町螺湾7の留田農場で今春、額にくっきりとした白いハートマークが浮かぶ牡の子馬が生まれた。ばんえい繁殖農家の留田邦彦さん(43)は「これだけの完璧なマークは見たことがない」と話し、将来、人気ばん馬となることに期待を寄せている。
父はばんえい記念優勝馬のニシキダイジン、母は華姫。12日、同農場で生まれた。体高110センチ程度、体重60~70キロとやや大きめだった。
順調に成長しており、人見知りだが、留田さんが腹をなでて遊んでやると、立ち上がってじゃれるなどやんちゃな一面も。いつも母親に寄り添い、仲むつまじい。
青毛にハートマークの姿から、留田さんは「名前はまだないが“ブルーハート”なんてどうかな」とし、「午(うま)年にハートを持って無事生まれただけでも、もう良いことがあったよ」と頬を緩める。
子馬は早ければ再来年のばんえい競馬の能力検査に挑戦する予定。留田さんは「競走馬としてばんえい競馬を盛り上げてくれれば」と話している。(菊池宗矩)