市丸さん企画・作詞の「地域サロン音頭」CD製作へ 幕別
【幕別】高齢者らが気軽に集える「地域サロン」事業を推進する町社会福祉協議会(清水雅会長)は、町内の「あさひまちサロン」代表の市丸珠巳さん(77)が考案・作詞した「地域サロン音頭」をCD化する。市丸代表ら同サロン参加者による収録会が8日、幕別北ふれあい交流館で行われた。
同音頭は2011年夏、市丸代表が「元気になれる曲を」と考案。市丸代表の歌詞を、知人のつてで作曲経験が長い帯広の樋口兼義さんに依頼して曲にした。3番まであり、「年を重ねるのもソレめでたいものだね」「地域サロンでみんな幸せ支えて生きよう」などと歌詞も曲のテンポも明るい。月2回、同交流館などで開く同サロンで昨年10月ごろから盛んに歌われてきた。
町内で開かれている地域サロンは現在9カ所。町社協は町の動きを引き継ぐ形で、12年度からサロンの開催を推進している。同音頭の存在を知り、3月に全サロンが集まった交流会で披露、出席者が歌う機会を設けたところ、「歌いやすい」「自分たちの集まりでも歌いたい」との声が上がり、CD化を決めた。
収録は町社協にあった中古の音響機器などを使い、職員自らが担当。考案者の市丸代表ら、あさひまちサロンによく参加している60-90代の女性15人に合唱で協力してもらい、数回の練習を経て録音した。市丸代表は「CD化はとてもうれしい。歌は人を元気にする。収録は緊張したが、たくさんの人に歌ってほしい」と話していた。
町社協では今月中にはCDを完成させる予定で、順次町内のサロン関係者に配布する。米川伸宜事務局長は「地域サロンの特徴が歌詞にうまく表現され、何より覚えやすいのが良い。声を出すことはとても大事。サロンの活性化にもつながるので応援したかった」としている。サロン以外でも同CDに興味のある人には対応する。問い合わせは町社協(0155・55・3800)へ。(佐藤いづみ)