ランナーを歓迎 障害者らがおもてなし清掃
フードバレーとかちマラソンの参加者に帯広のまちなかを気持ちよく走ってもらおうと、市内の障害者らが1日、「おもてなし清掃」と銘打ち、マラソンコースの清掃に励んだ。
7月に帯広で開かれた北海道障害者スポーツ大会で多くの人がボランティアとして大会を支えたお礼にと企画され、市内の20施設・団体から150人が参加した。
午前10時40分から旧帯広北洋ビル跡地(西2南9)で開かれた出発式では、嶋野幸也副市長が「皆さんの思いはマラソンの参加者にも伝わる。交通事故に気を付けて頑張りましょう」とあいさつ。参加者はマラソンのスタートとゴール地点を中心に6コースに分かれ、40分をかけて清掃した。
時折強風が吹き付ける中、火ばさみとごみ袋を手に黙々とたばこの吸い殻や落ち葉などを拾い集めた。ワークセンターはまなすの菊地康汰さん(19)は「楽しかった」と笑顔だった。清掃後には豚汁やおにぎりが振る舞われ、冷えた体を温めた。
(澤村真理子)