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大雪の住宅街、野球部が“救世主”に 白樺学園晃南寮生が雪かき

近隣住宅の雪かきを手伝う白樺学園高校野球部の寮生たち

 白樺学園高校野球部の寄宿舎「晃南寮」(帯広市西20南5)を利用する部員たちは、大雪に見舞われた15日、寮周辺の住宅街で雪かきボランティアを行った。臨時休校で部活動もなかったことから、自主的に取り組んだ。

 雪かきに励んだのは1、2年生の寮生42人。午前7時ごろからスコップを手に、近隣住宅の玄関前や駐車場などを分担して除雪した。地区内は道幅の狭い生活道路も多く、重機での除雪が追いつかない場所も少なくなかったが、生徒たちは声を掛け合って次々と雪をよけていった。

 寮生は今年2月の大雪の際にも雪かきを行っている。2年生の河嶋琥太朗さん(16)は「普段応援してくれている地域の方々への恩返しになればと思い、今回も行動した」と話す。80代の母親宅を除雪で訪れていた男性は「2、3時間かかる覚悟だったが、若い子たちのおかげで10分ほどで終わった」と、高校生の奮闘に感謝していた。(児玉未知佳)

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