アイスチャペルで永遠の誓い しかりべつ湖コタンで結婚式
【鹿追】しかりべつ湖コタンのアイスチャペルで11日、結婚式が行われた。三重県在住の消防士垣内翼さん(36)と、鹿追町瓜幕在住の塩崎由衣子さん(34)が晴天の下で挙式、友人や一般の来場者も盛大に2人を祝福した。
2人は三重県出身で小学校からの知り合い。由衣子さんが以前働いていた職場に、翼さんが客として訪問した際、由衣子さんが「北海道へ親子留学に行く」と伝えたときから交際が始まった。その後、遠距離の中でお互いの愛を育みゴールインした。
由衣子さんが「鹿追に住み、冬の間しか見ることのできない湖上で、記憶に残る挙式をしたい」と希望。コタン実行委員会スタッフが発起人となり、式を演出した。
式には、由衣子さんの娘未空さん(7)も出席。新郎新婦と未空さんが赤じゅうたんを歩きチャペルに到着。瓜幕の人たちや友人らが見守る中、「3人で明るい家庭を築いていきたい」と誓いの言葉を述べた。指輪交換に続いて「誓いの言葉」に署名した。
式後、アイスチャペルの外で新婦の友人が用意したケーキに入刀。2人は祝福の言葉を受け、幸せになることを誓った。
実行委によると、アイスチャペルでは過去に約30組が挙式している。(大井基寛通信員)