吉兆呼ぶ?黄金のサケ 浦幌・厚内漁港
【浦幌】秋サケ定置網漁が行われている厚内漁港で、漁業者の間で「吉兆を呼ぶ魚」とされる黄金色の秋サケが10日朝の網起こしで水揚げされた。
大津漁協に所属する八協水産(八木忠宏代表)の「第18協進丸」(差間啓全船頭)の網に入っていた。魚体は全長約70センチ、重さ約3・5キロ。腹は白いが背中は鮮やかな黄金色に輝いている。
色素が欠乏した「アルビノ」と呼ばれる突然変異の個体とみられる。同漁港では数年に1度しか水揚げされない。同水産では2014年以来4年ぶり。
八木代表は「何年か不漁続きだが、黄金色の秋サケが大群を連れて来てほしい」と期待を膨らませている。(円子紳一通信員)