駅南の跨線橋補修へ 池田
腐食部分、夏にも着手
ワイン祭り来場者も利用
【池田】町は、老朽化が進むJR池田駅南側の跨(こ)線橋(池田南歩道橋)について、夏にも破損が著しい箇所の局部補修に乗り出す。本格的な補修は今年度中に調査設計を行い、2019年度のJR協議を経て、20年度中の着工・完了を予定している。
町民オンブズマン(高田学代表含む会員5人)が行った、緊急処置を求める申し入れ書への回答として示した。
申し入れ書は7、10の両日に提出、6月8日までの回答を求めていた。
JR北海道とは16年8月に点検に係る協議を行い、今年3月に補修に向けた調査設計の協議を行った。腐食部分の補修、塗装が主体で、橋梁(きょうりょう)長寿命化計画に基づき、国の社会資本整備総合交付金事業を活用する。
跨線橋はワイン祭り開催時(10月)、会場と市街地を行き来するのにも使用されるが、同イベントまでの補修は計画していない。ただ、7月下旬に発注予定の補修実施設計調査時に「緊急の局部補修は必要」との見解を示した。
階段部分の倒壊など局部補修で対応できない場合は、「来年度の道路事業予算要望内容の変更も検討する」としている。
オンブズマンの高田代表は、「観光客が気持ちよくワイン祭りを楽しめるよう、経過を注視したい」としている。(内形勝也)