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米経済紙「WSJ」 2月から勝毎電子版で

西山誠慈氏

帯広と札幌で記念講演
日本版編集長・西山誠慈氏 東京支局長・ピーター・ランダース氏

 十勝毎日新聞社は、今回の提携を記念した講演会を、2月23日に帯広市内の北海道ホテルで、3月19日に札幌市内のホテルオークラ札幌で開く。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)日本版編集長の西山誠慈氏と、同東京支局長のピーター・ランダース氏の2人による講演と対談を行う。

 西山氏は米ニューヨーク生まれ、東京育ち。WSJやロイター通信で20年以上、英文記者・編集者を務め、2014年12月から現職。経済、政治、外交などの担当が長く、高校野球をテーマにした長編記事の執筆もある。講演ではWSJオンライン日本版について語る。日本の新聞社や通信社とは違った国際問題、金融経済の記事やオピニオンの特徴、米国版などから翻訳する記事選びの視点などについて語る。

ピーター・ランダース氏

 ランダース氏も米ニューヨーク生まれ。AP通信東京支局記者などを経て、1999年に入社。本社1面部デスクやワシントン支局次長として勤務し、2014年2月から現職。安住紳一郎アナウンサー(帯広市出身)が司会を務めるTBS「新情報7days ニュースキャスター」(道内ではHBC)のゲストコメンテーターとしても活躍する。トランプ政権への評価や十勝農業も影響する環太平洋連携協定(TPP)、米国から見る日本や安倍政権などの話題の他、安住さんとの番組での会話などにも触れる予定。



米国最大の日刊経済紙
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)

 1889年創刊。世界的なメディア企業ニューズ・コーポレーションの子会社ダウ・ジョーンズ(DJ、米・ニューヨーク州)が発行。新聞の発行部数133万部、米国最大の日刊経済紙。デジタルを含むDJメディア全体の発行部数は、300万に迫る。世界58カ国に支局を配置し、1400人ものジャーナリストを有する。これまでに、新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられる、米国で最も権威ある賞「ピューリッツァー賞」を39度受賞。

 電子版のWSJオンライン(WSJ.com)は米国版の他、日本版や中国版などのサイトがある。世界各地に情報網を持つダウ・ジョーンズの記者から寄せられるビジネスや金融情報をリアルタイムで提供。日本版は、米国版に掲載される記事から、日本の読者に関係の深いニュースや解説記事、寄稿記事などを紹介している。

 月間の平均ユニークユーザー数は約6637万人、ページビューは3億3329万PV(いずれも2017年3月現在)。ウェブサイトの他にiPhoneやiPad、Androidアプリなどでも利用できる。

WSJオンライン日本版のトップページ

1月26日付日本版に掲載されたトランプ米大統領のニュース画面。TPP復帰検討へ方針転換を表明しており、今後が注目される

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