170人態勢、捜索続く 清水2人不明
長山さんの車発見
【清水】台風10号の大雨災害で、清水町内で行方不明になっている町旭山の無職長山誠教さん(63)と、町南4条の無職椿勝彦さん(75)の捜索は、5日午前8時ごろから、道警や陸上自衛隊など計170人規模で再開した。長山さんの捜索活動は、4日午後に長山さんの軽トラックが見つかった自宅付近を重点的に展開し、椿さんの捜索も芽室町の十勝川まで範囲を拡大しているが、正午現在、いずれも新たな手がかりは見つかっていない。
長山さんの軽トラックは土砂の中に埋まった状態で見つかったが、車内に人はいなかった。数十メートル下流でベッドなども複数発見された。5日は道本機動隊や清水消防署、同消防団、陸自の約100人が500メートル下流までに重点を絞って捜索を続けている。捜索に加わっている長山さんの姪の藤川知里さん(37)=芽室町=は「早く見つけてあげたい」と話した。
一方、国道38号・清見橋の崩壊したたもとから車でペケレベツ川に転落した椿さんの捜索は新得署や十勝機動隊、清水消防署、陸自など約70人で実施。同橋から直線距離で約16キロの十勝川祥栄橋まで捜索範囲を広げた。ただ、いずれの現場も流木や土砂が大量に堆積しており、捜索活動は難航している。
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