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JR運休でバスに行列 高校生通学も支障

札幌行きの乗車券を求める客の列(2日午前10時ごろ)

 2日も、十勝管内を通るJR北海道の列車運休が続いている。帯広-札幌間の都市間バスは増便しているが、帯広駅前には乗車券を求める行列ができている。

 JRは2日、根室線の釧路-富良野間の運転を始発から見合わせた。設備点検が終われば、午後にも釧路-池田間の運転を再開したい考え。代替輸送バスは運行していない。札幌と帯広・釧路を結ぶ特急の再開は1カ月以上かかる見通し。

 帯広と札幌を結ぶ都市間高速バス「ポテトライナー」は増便している。1日10往復(20便)に、1便当たり最大2便を追加したが各便ともほぼ満席で、帯広駅バスターミナルは2日午前11時には約70人が並んだ。

 また、十勝管内のバス会社には、JRから帯広-トマム間の代替輸送の打診があったという。

 JR運休の影響は学校現場にも。十勝毎日新聞の調べでは管内の高校で1日、少なくとも約300人が通学できなかった。

 帯広三条高は71人が登校できず、被害の大きい新得と清水に住む生徒約30人を対象にバス1台をチャーターし、2日から運行した。

 1日は帯三条の他、芽室高約80人、池田高78人などが登校できなかった。清水高は1、3年生は家庭学習とした。帯広大谷高は期末考査期間中だが通学できない生徒は別日程で救済する。帯広緑陽高は日程を5~8日に変更する。(池谷智仁、松田亜弓)


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