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「気持ち忘れず」新組織へ、芽室解散するメープルストリート商店会

祝賀会を開いたメープルストリート商店会の新居会長(後列右から2人目)ら役員たち

 【芽室】町中心部の2丁目通沿いの商店でつくる「メープルストリート商店会」(新居英樹会長、会員49人)は17日、町内のめむろーどで40周年記念祝賀会を開いた。同会は他の商店会との統合を図るため、今年3月で解散が決まっている。参加者は商店会の歴史を振り返りながら、解散を惜しんだ。

 同会は1975年に「2丁目通り商店会」として会員45人で誕生した。88年には100件以上の公募から名称を「メープルストリート商店会」に変更。七夕まつりや桶を花壇に見立てた「買場桶花壇事業」などを展開した。

 95年に完成しためむろーどに入居した商店も含め、町内最多の会員数を誇る商店会となった。

 一方、後継者不足から若手の商店主は減少。東1条や本通などの他の商店会と統合した新組織をつくるため、3月末の解散が決まっている。

 新居会長は、父の成夫さん(2014年死去)が会長時代にメープルストリートの名称を決めたこともあり、「解散は苦渋の決断だった」と言葉を詰まらせながらあいさつ。「これから新しい商店街をつくり上げていく気持ちで、さらに商店の絆や信頼を深めていきたい」と決意を述べた。

 来賓の宮西義憲町長と谷口和徳町商工会町が祝辞を述べ、元会長の正岡宣征さんの発声で乾杯。

 正岡さんは「3つの商店会が競いながら多くの事業に取り組んできた。解散してもその気持ちは忘れないでほしい」と話していた。

 祝賀会には約40人が出席した。商店会の歴史を振り返る写真や買場桶(おけ)、七夕飾りなどで会場を装飾した。

 役員らは黄色の法被を羽織って来場者を出迎えた。(深津慶太)

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