師走商戦早くも活気 歳暮にクリスマス、全市連合も
師走最初の日曜日となった6日、帯広市内の大型店は好天にも恵まれて客足が伸び、歳暮品やクリスマスプレゼントなどを買い求める市民らでにぎわった。全市連合大売り出しが1日に始まり、帯広商工会議所のプレミアム付き商品券も同日から利用可能になったこともあって、例年に比べ客足は好調という。
昨年の歳末商戦は大雪と総選挙にたたられただけに、各店とも歳暮品販売のピークとなる13日前後に向け、力を入れている。
藤丸の7階催し会場に設置された「お歳暮ギフトセンター」はこの日、午前中から大勢の客が訪れた。今年から順番待ちの発券機を導入し、8人のスタッフが対応に当たったが、1人当たりの待ち時間は30分を超える盛況ぶり。3000円前後の商品を中心に動いている他、十勝産食材を自由に組み合わせられる「とかち小箱」(4320円)などが人気という。川西産のナガイモも歳暮品需要が伸びている。
市内の石田京子さん(66)は「知人にうどんを贈ろうと来たが、混んでいますね」と受け付け番号カードを手に驚いていた。
イオン帯広店も歳暮コーナーを中心に混雑。10月下旬に同コーナーを立ち上げた同店だが、「12月に入り動きが活発化してきた。プレミアム付き商品券での購入も多い」と商品券の押し上げ効果も出ている。同店は8日まで歳暮品の早期割引サービスを実施中。
イトーヨーカドー帯広店にも午前中から大勢の客が訪れ、歳暮品では十勝産食材などが人気という。「12月になって歳暮商戦が盛り上がってきている。来週がピークになりそう」(同店)と、1年で最大の書き入れ時となる年末へ気合を入れている。(長田純一)
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