本別きらめきタウンフェス「うまいもの市」出店紹介(上)
【本別】ほんべつきらめきタウンフェスティバル(実行委員会主催)が6、7の両日、利別川河川敷の特設会場で開かれる。会場では「うまいもの市」が開かれ、本別特産の豆加工品や農畜産物など充実した食関連のコーナーが設けられる。出店されるメニューの一部を紹介する。(鈴木裕之)
◆元気くん最中 松月堂(北3)
まるで栗、ほくほくあん
本別「ご当地銘菓」の代表格。昨年4月から販売を始め、これまで通算3万個以上を売り上げた、店の売り上げナンバーワン商品。「本別をもっと知ってほしい」と佐藤隆史社長(33)が考案。本別のマスコットキャラクター「元気くん」をデザインし、本別特産のくり豆のこしあんを詰めた。
地元町民はもちろん、ゴールデンウイークや行楽シーズンは土産品として観光客にもよく売れるという。あんは栗のようなほくほくとした食感が特徴。甘さは控えめ。1個130円(40グラム)。「食もイベントも楽しんで」と佐藤社長。
◆ほんべつ黒豆うどん 源すし(北4)
地場素材使い絶妙食感
普段は店内で宴会メニューの一部として提供している特別なメニュー。麺は本別産小麦「きたほなみ」に、同じく本別産黒豆のパウダーを練り込んだ。しょうゆだれも渋谷醸造の製品を使うなど本別産にこだわっている。
3年前から取り入れており、もちもち感とつるつる感の絶妙な食感が人気。祭り当日は冷・温両方を各1杯400円で提供する。
池田圭吾社長(33)は「祭り限定で、本別だけでしか食べられないメニュー。ぜひ、味わって」とPR。店内では乾麺(180グラム、350円)も販売中。
◆十勝ビーフカレー元気村農園(南4)
地元イベントだけの味
具材のメーンとなる牛肉は町美蘭別で肥育している10カ月未満のホルスタイン牛(雄)。併せて提供を受ける牛骨を24時間煮込んで、独自のスープを取る。
ルーの特徴は同園で栽培している中玉トマト「フルティカ」。糖度が高く、足寄の無農薬タマネギやニンニク、ショウガをベースに、ニンジン、ジャガイモ、バナナなど10種類以上の野菜や果物が溶け合う。牛肉もルーと一体化する。「どこにもないオリジナルの味」と同園の井出英子さん(48)。600円。本別のイベントの時しか食べられない逸品。
◆キレイマメ入りビーフカレー ビストロ・ソウルペッパー(北4)
特産豆を具材、スープに
黒豆「中生光黒」の本別町独自ブランド「キレイマメ」を具材に入れたご当地メニュー。豆をゆでた煮汁もスープに使っている。
ビーフは圧力鍋でじっくり煮込んだ牛すじ肉。ルーは10種類のスパイスを配合、タマネギやニンジンも入っている。子供もおいしく食べられるように、辛さは控えめ。
600円。ハンバーグ、ポークカツのトッピング(各100円)も用意。マスターの坂井喜代紀さん(51)は「豆の産地・本別ならではのカレー。牛肉と豆の、食感を楽しんで」と話している。