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「垂直離着陸」を試験 大樹 JAXA 6日までデータ取得

【大樹】独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、町多目的航空公園で電動リフトファン式VTOL(垂直離着陸)機の飛行試験を行っている。無線操縦で6日まで飛行を繰り返し、必要なデータを取得する。
同機はJAXAの無人機未来型航空機チームが2007年に開発に着手。離着陸に滑走路が必要な固定翼機と、長距離や高速飛行性能が足りないヘリコプターの短所を補う飛行機として期待される。
同チームによると、将来的には大型化し、高層ビルの火災時、ビルに近づけないヘリコプターに代わり、人命救助の役割を果たせるよう開発を進めているという。
今回は同チームなどの4人が試験を担当し、2日から試験を開始。同VTOL機(全長59センチ、全幅60センチ)を垂直や水平に飛行させ、飛行特性データを取得している。
同チームの原田正志さんは「次回からは動力を電動からエンジンにステップアップし、実験を重ねていく」と話している。JAXAでは、これとは別のチームもVTOL機の開発を進めている。(佐藤圭史)

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