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米ロケットプレーン社 大樹から宇宙飛行!?

 小型ロケットや人工衛星の開発を手掛ける道宇宙科学技術創成センターは十一日、宇宙観光旅行の実現を目指す米ロケットプレーン社(オクラホマシティー)のチャールズ・ラウアー営業部長らの講演会を二十五日午後、札幌市内で開くと発表した。同社は二○○七年に米国での営業宇宙飛行を予定。将来は同センターと提携し、道内での事業化も検討しているという。

 米国では昨年秋、スケールド・コンポジッツ社が宇宙船「スペースシップワン」で弾道宇宙飛行に二回成功。民間宇宙旅行の実現可能性が高まっている。

 同センターの伊藤献一副理事長(北海道大名誉教授)によると、ロケットプレーン社は小型ビジネスジェット機にロケットエンジンを追加搭載し、宇宙との境界である高度百キロへの飛行を目指す。

 実現には航空法制の整備が必要。将来、道を基地として宇宙飛行を行う場合も空港利用は難しく、グライダーの滑空や飛行船の実験が行われる大樹町の多目的航空公園の利用などが考えられるという。

 講演は無料で会場はホテルポールスター札幌(札幌市中央区)。問い合わせ先は同センター(011・708・1617)。

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