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NIE 宇宙の神秘へ十勝から挑戦 大樹や陸別で着々と研究中 日本人飛行士も続々誕生

 約(やく)150億(おく)年(ねん)前(まえ)、ビッグバンと呼(よ)ばれる強(きょう)力(りょく)な爆(ばく)発(はつ)で出(で)来(き)上(あ)がった大(だい)宇(う)宙(ちゅう)。今(いま)から50年ほど前に旧(きゅう)ソ連(れん)の人(じん)工(こう)衛(えい)星(せい)スプートニク1号(ごう)が打(う)ち上げられて以(い)来(らい)、多(おお)くの人(ひと)々(びと)が宇宙を目(め)指(ざ)し挑(ちょう)戦(せん)し続(つづ)けています。

 スプートニク打ち上げの12年後(ご)には、アメリカのアポロ11号が月(つき)に降(お)り立(た)ち、1980年代(だい)には宇宙飛(ひ)行(こう)船(せん)スペースシャトルが完(かん)成(せい)、90年ごろからは宇宙ステーション(宇宙で人(にん)間(げん)が長(ちょう)期(き)間(かん)生(せい)活(かつ)できる建(たて)物(もの))の開(かい)発(はつ)にも取(と)り組(く)んでいます。

 日(に)本(ほん)でも多(おお)くの衛星を打ち上げ、最(さい)近(きん)では宇宙ステーションに荷(に)物(もつ)を運(はこ)べるH(エイチ)2A(エー)ロケットの打ち上げにも成(せい)功(こう)しました。また、毛(もう)利(り)衛(まもる)さんをはじめ、日本人(じん)宇宙飛(ひ)行(こう)士(し)が何(なん)人(にん)も宇宙へ飛(と)び立ちました。今(いま)、野(の)口(ぐち)聡(そう)一(いち)さんも宇宙へ飛び立つために準(じゅん)備(び)を整(ととの)えていますね。

 皆(みな)さんは、十(と)勝(かち)の大(たい)樹(き)町(ちょう)や陸(りく)別(べつ)町でも宇宙に関(かん)する研(けん)究(きゅう)が進(すす)んでいるのを知(し)っていますか。大樹町の航(こう)空(くう)公(こう)園(えん)には滑(かっ)走(そう)路(ろ)や格(かく)納(のう)庫(こ)があり、ハイブリッドロケットの打ち上げをはじめ、さまざまな航空実(じっ)験(けん)が行われています。また町の行(ぎょう)事(じ)として、ペットボトルロケット教(きょう)室(しつ)や小(しょう)学(がく)生(せい)向(む)けの宇宙教室も行(おこな)われています。陸別町の銀(ぎん)河(が)の森(もり)天(てん)文(もん)台(だい)では、人工衛星を追(つい)尾(び)できる望(ぼう)遠(えん)鏡(きょう)を使(つか)った観(かん)望(ぼう)会(かい)などに多(おお)くの参(さん)加(か)者(しゃ)が集(あつ)まります。ここでは、陸別町と名(な)古(ご)屋(や)大(だい)学(がく)、国(こく)立(りつ)の研究所(しょ)などが協(きょう)力(りょく)して、大(たい)気(き)の環(かん)境(きょう)、低(てい)緯(い)度(ど)オーロラなどの観(かん)測(そく)や研究も行っています。

 大樹町役(やく)場(ば)総(そう)務(む)企(き)画(かく)課(か)主(しゅ)査(さ)の黒(くろ)川(かわ)豊(ゆたか)さんは「大樹町航空公園は国(こく)内(ない)外(がい)に知られており、多くの研究機(き)関(かん)や大学が航空宇宙開(かい)発(はつ)の実験で利(り)用(よう)しています。今(こん)後(ご)は、宇宙開発関(かん)係(けい)の研究施(し)設(せつ)が航空公園に建(た)つことを期(き)待(たい)しています」と話(はな)しています。

 果(は)てしなく広(ひろ)い宇宙。これからも、皆さんの夢(ゆめ)とともに人々の宇宙への挑戦は続(つづ)いていくことでしょう。
(教材作成委員山田圭介)

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