十勝ブランデーでケーキ 池田町内2店舗がコラボ
【池田】乳製品製造販売の「ハッピネスデーリィ」(嶋木正一社長)は10月1日、町ブドウ・ブドウ酒研究所が醸造する十勝ブランデーを使った新商品「原酒モリオマスカットケーキ」を発売する。ブランデーケーキの中でも、高価で香りが良いモリオ・マスカットを使うのは珍しく、十勝ブランデーのPRにもつなげる商品として売り込む。
町内菓子製造販売の「おかしの小松」(小松克全社長)に製造を委託。スポンジケーキには十勝ブランデー「町民用ジェンティールV・S・O・P」を、外皮に1993年の「原酒モリオ・マスカット」を吹き付けた。小松社長(38)は「仕込みの段階でも香りの違いが分かった」と高貴な香りが売りだ。
パッケージはブランデー原酒の琥珀(こはく)色と、ハッピネスデーリィの他商品にも使っているデザインとした。嶋木社長(69)は「原酒モリオ・マスカットの存在を知り、香りにひかれた。飲んでも加工品で食べてもおいしい」と話す。
1箱(460グラム)2700円。1日のワイン祭り会場で50箱、超ミニ池田ワイン祭り会場で25箱販売する。2日以降はハッピネスデーリィなど管内10カ所で販売するほか、札幌市内の百貨店の歳暮商品にもなる。
問い合わせは同社(015・572・2001)へ。(関坂典生)