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2人一緒なら無料で飲料「職員の笑顔のための自販機」設置 音更手稲ロータス会が2施設に

自販機に専用カードをかざす高間施設長(左)と齊藤さん(右)

 【音更】社会福祉法人手稲ロータス会(宮川学理事長)は13日、音更町内で運営する特別養護老人ホーム「ロータス音更」と介護老人保健施設「あんじゅ音更」で働く職員の福利厚生の一環で、両施設に「社長のおごり自販機」を設置した。2人同時に利用すると無料になる仕組みで、職員間の会話が増えることなどが期待される。10月1日から利用を開始する。(内形勝也)

 この自販機は「サントリー」(本社大阪市)の子会社「サントリー食品インターナショナル」が、職場の雰囲気を活性化させる目的で開発した。インターナショナル社の子会社で自販機での清涼飲料水販売を手掛ける、サントリービバレッジソリューションの帯広支店(幕別町、山下直宏支店長)によると、十勝管内での同自販機設置は、更別、鹿追に次いで音更で3町村目。

 職員は2人一組で、専用カードを同時に自販機にかざせば、無料で飲料を2本もらえる。1週間に利用は1人1回とし、料金は法人側が負担する。両施設には約200人の職員が働いており、各人に専用のカードを配布する。

 自販機は利用者側がネーミングできるようになっており、同法人では「職員の笑顔のための自販機」とした。ロータス音更の高間敬之施設長(54)は「職員らが自販機を使って気分転換し、気持ちよく働いてもらえれば」とする。

 ロータス音更に設置された自販機は25種36本の清涼飲料水を販売する。金銭を投入して商品を購入することもできる。同施設の介護職員齊藤広晟さん(21)は「職員みんなで使いたい」と話している。

 宮川理事長(72)は「働きやすい職場環境づくりに取り組むことで、施設利用者のサービス向上につなげたい」と意気込んでいる。

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