GW2日目 狩勝高原エコトロッコ鉄道営業開始
【新得】狩勝高原の旧根室線・新内駅構内で30日、「狩勝高原エコトロッコ鉄道」が今季の運行を始めた。雪が舞う中、観光客が続々と詰め掛け、鉄道機関士気分を味わった。
同鉄道(任意団体、松尾為男代表)が2008年から運行し、今年で9年目。旧国鉄で保線用に使われた人力トロッコに乗り、1周約400メートルの林間コースをのんびり走る。ポイント標識など、本物の鉄道機材も随所に使われている。
今季はゴールデンウイーク初日の29日にオープンの予定だったが、積雪のため1日遅れて営業開始。新得はこの日も雪が舞い、肌寒い一日となったが、午前中から家族連れなどが訪れ、連休気分を満喫した。
愛知県豊橋市の岡田健吾君(11)は「家の近所に路面電車が走っているので、電車が好き。信号機や踏切がリアルで楽しかった」と笑顔を見せた。
同鉄道では6月末にもエンジン搭載の動力車を導入し、アクセルやブレーキを使った運転体験もできるようになる。大人1人700円、子供・幼児は同400円。GW中は5月8日まで毎日運行する。午前9時半~午後4時半。問い合わせは同鉄道(080・1882・3434)へ。(小寺泰介)