障害者手がけた農産物並ぶ 帯広でノウフクマルシェ 5日も
障害者支援施設が生産した野菜などを販売する「ノウフクマルシェ」が4日、帯広市内のダイイチ稲田店で始まった。農業分野での障害者の活躍を後押しする「農福連携」を狙いに、道が主催。多くの買い物客でにぎわっている。5日まで。
帯広や音更、鹿追、新得の4市町の福祉事業所をはじめ、札幌や釧路も含めた九つのブースが並んだ。ジャガイモやレタス、ミニトマトなど多くの野菜やキノコ類が並んだほか、チーズやソーセージ、雑貨類など障害者の手掛けた多彩な商品も販売された。
帯広市内から訪れた前川圭子さん(70)は「新鮮な野菜を購入した。こうした取り組みは大切だと思う」と話した。
道内で初めて「ノウフクJAS」の認証を得た野菜を販売する鹿追の就労継続支援B型事業所「nanmo.」の利用者で、販売を担当した小倉彰二さん(49)は「丁寧に育てた野菜をたくさん買ってもらえてよかった」と笑顔を見せた。(小野寺俊之介)
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