世界の愛好家と往年の名車22台が十勝入り クラシックカーで日本縦断
クラシックカーで日本縦断中のイギリスやスイス、チェコなど10カ国の愛好家が23日、十勝入りした。1920~70年代の名車22台が集結し、十勝の景色を楽しみながらドライブした。
世界各国で自動車イベントを企画する団体Rally the Globe(イギリス)の主催。「ISLANDS OF JAPAN MARATHON」と題し、18日に札幌を出発。10月16日まで28日間かけて本州や四国を縦断し、福岡を目指す。走破距離は約4500キロに及ぶ。サポートスタッフ含め約70人が参加している。
23日は知床から帯広まで348キロを運転し、午後4時ごろから帯広市内の北海道ホテルに集合。29年製の「クライスラー・75・ロードスター」のオーナー、デイビッド・ロバーツさんは「毎日欠かさず決まったチェックを行うことが故障しない秘訣(ひけつ)。北海道は空気がきれいで人が親切」と話した。
同団体でラリーディレクターを務めるフレッド・ギャラガーさんは、世界ラリー選手権でコ・ドライバー(補助役)として5回の優勝経験を持つ。「帯広は日本で初めて来た思い出の場所で、今回は絶対に来たかった。十勝の景色は素晴らしい」と語り、「日本でもラリーを知って、見て楽しんでほしい」と話していた。
一行は1泊した後、24日は洞爺湖に向けて出発した。(貞野真生)