「再生」イメージを公開 池田町が町営住宅活用希望者に
【池田】今年度、老朽化し入居停止となっている町営住宅のリノベーション補助金を新設した池田町は、利活用を考える人に向けてイメージパースを制作した。売り出し中の平屋1棟(2戸)を1軒の住宅にリノベーションしたもので、町ホームページで公開している。
今年度はニーズを探るため、1973年に建設された緑苑団地のブロック造り平屋1棟(2戸)を売り出している。リノベーション補助金として、工事費の2分の1を補助(1戸400万円、最大800万円)する。
イメージパースでは、各2DKの2戸を3LDKの1戸にリノベーション。建築基準法の制限で、壁を除去して開口部を作るのは難しく、外廊下と玄関を増築して2戸を行き来できるようにした。外断熱に変更、壁はあえてブロックをむき出しにし、天井も抜いて開放感を出している。一方の浴室は収納スペースにした。
町ホームページで外観と内部の計四つのイメージパースを見ることができる。町民課は「リノベーションは新たな価値を付けること。既存の形にとらわれない使い方の参考になれば」としている。(澤村真理子)