十勝美幸会の子どもたち6人、民謡全国大会へ 「最高のステージを」稽古に熱
民謡の十勝美幸会(石黒みゆき代表)の7~15歳6人が10、11の両日、東京で行われる全国大会に出場する。日本民謡協会の民謡民舞少年少女道央大会(4月、空知管内奈井江町)で上位に入って得た出場権で、6人は「最高のステージを見せたい」と仕上げの稽古に励んでいる。(許静)
全国大会に出場するのは、帯広川西小2年の吉田早究さん(7)、芽室小2年の正岡すみれさん(8)、芽室上美生中3年の杉森湖音さん(14)、同2年の山本昴さん(13)、芽室中3年の坂口茉夢さん(15)、帯広南町中1年の大林新さん(13)。
6人は7月23日、芽室町内の芽室南地区コミュニティセンターで節の回し方や発声に磨きをかけた。
吉田さんは道央大会小学1~3年生の部に「どさんこ甚句」で挑み初優勝。昨年初めて経験した全国大会は「みんながすごい、壁を感じた」。今年は「ぎりぎりまで練習し、入賞できれば」と張り切る。同部道央大会4位だった正岡さん(「石狩川流れ節」)は初出場で「好きな曲をうまく歌い、歌を通じて友達をつくりたい」と話す。
杉森さん(「石狩川流れ節」)は道央大会中学生の部を制し全国大会へ。「周りのレベルが高すぎて、最初は優勝を全然信じられなかった」と喜び、「一つ一つの言葉を大事に伝え練習の成果を出したい」と力を込める。
同部で2位だった坂口さん(「道南口説節」)は「祖父が生前好きだった曲を大切に歌い、心に届けたい」、3位だった大林さん(「船漕ぎ流し唄」)は「練習が実り、全国大会出場で単身赴任中の父に会える」、6位の山本さん(「十勝馬唄」)は「最高の歌にする」と張り切る。
道央大会は3部門に道内29人が出場した。十勝からは十勝会から2人と美幸会から8人が出場した。
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