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原木シイタケ、ダムで栽培 帯開建など新得でプロジェクト

キックオフ勉強会で意見を交わす関係者

 【新得】新得町内のダムを管理する帯広開発建設部などは、ダム関連施設を活用し、町の特産である原木シイタケを栽培する「きのこプロジェクト」を計画している。町内のダムの管理者である帯開建、帯広建設管理部、北海道電力、電源開発(J-POWER)がコラボし、地域活性化につなげたい考え。

町特産、3年計画
 帯開建が、第9期北海道総合開発計画の取り組みの一環として地域との共創を進める中で、「地域資源を活用した形で新得町を盛り上げたい」とプロジェクトを検討。町内には七つのダムがあり、一定の温度と湿度を保てるダム内部の環境がシイタケ栽培に適しているのではと考えた。

 23日に十勝ダムでキックオフ勉強会が開かれ、帯開建など各管理者や新得町などから関係者16人が参加した。原木シイタケの栽培方法について意見を交わし、今春から2028年春までの3年間で実施することを確認。具体的なスケジュールなどは今後詰めていく。

 帯開建の時岡真治部長は「各機関とも『新得町を盛り上げたい』という思いは共通している。新得町のために、チームとして一緒に動いていければ」と話した。(廣田佳那)

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