手ぶらでガイド付き、ワカサギ釣り楽しんで 1月から糠平湖プライベートツアー
【上士幌】上士幌町の道の駅かみしほろを運営する観光地域商社「karch(カーチ)」(千葉与四郎社長)は、糠平湖での「氷上ワカサギ釣りプライベートツアー」(1日2組限定)の販売を始めた。道具を事前に用意しガイドも同行するもので、同社は「手ぶらで参加可能なので、冬にしか味わえない非日常を満喫してもらえれば」としている。(大健太郎)
糠平湖でのワカサギ釣りは、国道273号沿いの五の沢駐車場から釣り場まで片道約1キロほど歩いて移動する。釣り道具一式やテントをソリで運んで準備するなど、初心者には敷居が高い面もある。より簡単に楽しめる方法を提供することで冬の観光客誘致につなげようと、2023年1月にプライベートツアーを始めた。
ツアーでは、糠平湖にテントを設営済みで、釣り道具一式と暖房器具もそろえる。ガイドも同行し、電動リールの使い方や餌の付け方、誘い方を指導する。釣ったワカサギをその場で天ぷらで食べられるほか、湖面に泡状の丸い模様が浮かぶ「アイスバブル」を見られることもある。
同社の板橋正智地域戦略部長は「澄み切った冬の景色を味わいながら、レジャーを楽しんでもらえれば」と呼び掛けている。
実施期間は来年1月12日~2月29日の金-日曜と祝日。氷の張り具合によって変動する場合がある。午前9時にひがし大雪自然館に集合し、五の沢駐車場から釣り場まで移動。午後1時までワカサギ釣りを行う。
1予約当たりの人数は2~4人、1人8800円。防寒着などは各自で用意する。同社や、「じゃらん」サイトで販売している。詳細はカーチ(01564・7・7777)へ。