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十勝で唯一本格クラフトジン、来年1月にも販売へ

「ラベルをつければ完成」と初の自社商品を前に笑顔を見せる宮澤社長と齋藤さん(左から)

 十勝ヒルズ(幕別町日新)内にクラフトジンの本格的な製造拠点を開設した十勝平野蒸留所(幕別町、宮澤嘉裕社長)は、来年1月にも初のオリジナル商品を一般発売する。ボタニカル(風味付けの諸物素材)として、ジンであまり使われない小豆など十勝産食材を複数取り入れた。クラウドファンディング(CF)で先行販売も予定。宮澤社長(50)は「素材の長所を生かした初回限定のプレミアムな品」とPRしている。

 宮澤社長は元池田町職員で、町ブドウ・ブドウ酒研究所での勤務経験もある。とかちイノベーションプログラム(TIP)で構想を発表、昨年末に同所を拠点に蒸留に必要な機器をそろえ、スピリッツ製造免許も取得した。

 商品づくりにあたり、宮澤社長の町職員時代の先輩で、同研究所でワインやブランデーの醸造・蒸留にも長く携わった齋藤良市氏(64)を今年2月に招へい。二人三脚でレシピ開発などを進めてきた。

 初の自社商品は「明時(AKATOKI)」。ボタニカルは小豆のほか、鎌田きのこ(帯広市)の「とかちマッシュ」、ときいろファーム(同)のラズベリーをベースに24種類を採用。宮澤社長は「幾重にも重なるうま味、フローラルでオリエンタルなアロマを楽しめる逸品に仕上げることができた」と自信を示す。

 CFサイト「マクアケ」を通じ、近くCFで先行予約を受け、年内までに発送を終えたい考え。プレミアム商品は1本(500ミリリットル)7000円で、約1300本。数量限定で早期割引も行う。

 一般販売はその後を予定している。ラベルも現在、デザインを最終調整中。一般販売先は、酒店や小売り店などを予定する。問い合わせは同社(0155・65・0479)へ。(佐藤いづみ)

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