新そばの風味味わう 行列絶えず 新得で祭り
【新得】新得町特産の秋の味覚を味わう「第21回しんとく新そばまつり」が29日、町保健福祉センターなごみ前の駐車場で開かれた。主催した実行委によると、約1万4000人が来場。手打ちそば屋台村の各店には大行列ができ、新そばの風味を堪能していた。
「そばの町」をPRする恒例行事。同屋台村には7店舗が軒を連ね、計9000食を提供した。そば関連の物販を行うそば茶屋や一般売店も19店出店し、まつりを盛り上げた。
屋台村では素材の味が楽しめるかけそばや大えび天、ゆり天、うなぎなど、こだわりの一杯で客を呼び込んだ。来場者は複数の店を巡って思い思いに食べ比べなどを楽しんだ。
帯広市の木村藍子さん(40)と朱晴さん(8)親子は、新そばを求めて販売開始の午前10時前に来場。新得町出身という藍子さんはそばを頬張り、「昨年は売り切れで食べられなかったのでうれしい」と笑顔で話していた。(小野寺俊之介)
新そばの風味味わう 行列絶えず 新得で祭り