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中札内村で8月に日高山脈に関わる展覧会や講演会

日高山脈のPRイベントを紹介する村職員

 【中札内】中札内村日高山脈国立公園化PR事業実行委員会(須賀裕一実行委員長、事務局・村産業課)は、8月の1カ月間を「国立公園PR月間」と位置付け、日高山脈の魅力を紹介する展示会や講演会を開催する。

 展示会は8月1~31日、中札内文化創造センターのギャラリーで開催。日高山脈の山並みを撮影した写真や絵画の他、環境省のPRパネル、道警の事故防止啓発資料などを展示する。北大山岳部OBの画家坂本直行のスケッチ6冊も同部から特別に借り受けて展示する。同センター内の村図書館でも関連本を集めたコーナーを開設し、同部寄贈の山行を記録した部報などもそろえる。

 山の日(8月11日)を2日後に控える同9日は同センターで講演会を開催。同部OBで今年3月に19日かけて日高山脈を縦走した中川凌佑さんが、縦走者の視点で日高山脈の魅力を語る(午後7時~同8時半、入場無料、申し込み不要)。

 8月25日にも国立公園指定を記念した講演会と村民祝賀会を開催する。2部構成の講演会は、1部で同部OBの飯田幹太さんが「日高山脈に遊ぶ」と題し、沢や雪について語る。2部は林学研究者で北大名誉教授の松田疆さんが登壇。1965年、札内川十の沢遭難で同部員6人が死亡した時の山岳部主任幹事だった松田さんが、日高山脈登山の歴史と国立公園としての未来について話す(1部は午後2時10分~同2時半、2部は午後2時半~同3時半、いずれも入場無料)。

 村民以外も参加できる。各イベントの問い合わせ・申し込みは事務局の産業課(0155・67・2495)へ。

村民100人限定 25日に祝賀会
 関連行事の村民祝賀会は、同25日午後4時から同センターで開かれる。高校生以上の村民100人限定。立食形式(1人1500円)で、中札内産の食材を使った軽食を北海道ホテル(帯広)のシェフが提供する。会場内では、帯広市の谷水亨さんがドローンで撮影した日高山脈の映像と9日のイベントで講演した中川さんの縦走の映像がスクリーンに投影される。16日まで申し込みを受け付けている。(吉原慧)

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