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不要な傘集め障がい者イベントに 幕別清陵高の生徒発案 秋開催へ企業から賛同も

不要な傘を受け取った(右から)大井さん、野口佑奈さん、萬麻優さん、茶木さんとふく井ホテルの竹内麻美さん、林社長

 【幕別】幕別清陵高校(小島政裕校長)の生徒は、今秋に開催を予定する健常者と障害者の合同イベント「ごちゃまぜハロウィーンパーティー」に向け、不要になった傘を集めている。17日には、帯広市内のふく井ホテル(林佑太社長)を訪れ、約30本を受け取った。

 同校は探究授業の一環として、SDGsをテーマに地域活性化に取り組む「地域連携マイプロジェクト」を展開している。その一環で2年生がグループに分かれ、地域の事業者と「とかちの食材の直送・直売ビジネス体験」や「農業と福祉を融合し商品開発」などを行っている。

 今回の企画は、使われなくなった傘を使用することで、SDGsに貢献できるとの思いから発案。2年生の茶木陶子さん(16)は「集めた傘に、障害を持つ子どもたちの絵を描いてもらい展示したい」と、秋に行うハロウィーンイベントの構想を膨らます。

 この日の傘提供は、取り組みを知ったホテル側の申し出で実現した。生徒に傘を手渡した林社長は「生徒主導の活動に感銘を受けた。ぜひ協力したい」と話した。

 2年生の大井華音さん(16)は「先生に頼らず自分たちだけで取り組む。これから多くの人たちと関われることが楽しみ」とやりがいを語った。

 傘提供に関する問い合わせは同校(0155・55・6500)へ。(星野広翔)

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